現在、下の子にそろばんを教えているのですが、
2 + 7 はできる
3 + 4 はできない
9 - 4 はできる
6 - 4 はできない
という状況です。
この違いわかりますか?
答えは
そろばんの5玉を繰り上がり・繰り下がりで使う計算かそうでないか?です。
この記事では以下の課題を解決します。
子どもにそろばんを教えてあげたいけど自分がやったことがないので教えることが出来ない
子どもがそろばんの計算をよく間違えるんだけどどこでつまづいているのか分からない
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5玉の盲点
そろばん塾でもあまり触れられない
ネット検索をしても
「10の繰り上がり繰り下がり」
はよく出てきます。
わたしもこちらの記事で触れています。
そろばんの知識がなくても大丈夫!親が子どもに教える【10の繰り上がり繰り下がり】と【九九】
そろばん塾でも10の繰り上がり繰り下がりはしっかり触れることが多いようです。
テキストを見てもしっかり説明されています。
ただ、5の繰り上がり繰り下がりはあまり触れられてないんですよね。。。
覚える順番も10の繰り上がり繰り下がりから
5の繰り上がり繰り下がりを勉強する前に、10の繰り上がり繰り下がりを先に勉強するようです。
わたしも10のほうから記事書きました( *´艸`)
何でですかね?
わたしなりの見解は
小学1年生の足し算・引き算レベルのため重要視されない
です。
確かに!って思いますがこれがすごく困る。
うちの下の子も5歳でそろばんをスタートしたのですがもちろん小学1年生の足し算・引き算を経験していません。
近年、そろばんを習い事として始めるタイミングが低年齢化してるのに、そろばん塾は以前からの教え方を変えていないのが原因です。
だから
10の繰り上がり繰り下がりはできる
5の繰り上がり繰り下がりはできない
という事態が発生しているわけです。
ただ、厳密には10と5両方の繰り上がり繰り下がりを使う問題もあり、その場合もうちの子はできませんでした。。。
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【5の繰り上がり繰り下がり】の教え方
教え方としては2パターンあると思います。
ルールとして教える
小学1年生の足し算・引き算を教える
この記事では特に「ルールとして教える」を実際のそろばんの動きを見てもらいながら紹介したいと思います。
それでは見ていきましょう。
ルールとして教える
「5」は”何の数と何の数で成り立っているのか”
これは簡単ですね。
小さなお子さんに教えるときは
「5になる3のお友達は? → 2」
という感じで教えてあげましょう。
1と4
2と3
3と2
4と1
5の繰り上がりのパターン
実は5の繰り上がり繰り下がりは特定のパターンしか存在しません。
「このケースは5玉の繰り上がり繰り下がりが必要だぞ」という準備ができます。
まずは5の繰り上がりパターンです。
1+4
2+3
2+4
3+2
3+3
3+4
4+1
4+2
4+3
4+4
5以上の数字はそのまま置くことができたり、10の繰り上がりの対象になります。
繰り上がらない例題をひとつあげておきます。
例:2 + 6 = 8
①2を置いて
②2を挟むように6を置く
5の繰り下がりのパターン
続いて繰り下がりです。
5-1
5-2
5-3
5-4
6-2
6-3
6-4
7-3
7-4
8-4
これ以外は繰り下がりの計算をせず引き算が可能です。
5の繰り上がり繰り下がりにおける5玉の動き
5の繰り上がり
例:4 + 3 = 7
上記の計算においてそろばんでやっていることは
ステップ①
ステップ②
ステップ③
ポイントは
先に5玉を落とす
置いてある数字(玉)から引き算をする
という点です。
繰り上がりが必要になる計算は足し算なのですが、そろばんに置いてある数字(玉)に対するアクションは引き算なのです。
5の繰り下がり
例:8 ー 4 = 4
上記の計算においてそろばんでやっていることは
ステップ①
ステップ②
ステップ③
ポイントは
先に置いてある数字(玉)に足し算をする
5玉を上にあげる(どかす)
という点です。
さきほどの繰り上がりと逆ですね。手順も逆になります。
繰り下がりが必要になる計算は引き算ですが、そろばんに置いてある数字(玉)に対するアクションは足し算となります。
繰り上がり繰り下がりポイントまとめ
そろばんに置いてある数字(玉)に対するアクションをまとめました。
子どもにはこんな感じで教えると伝わりやすいです。
う~ん。
計算だけでいったら簡単ですが、そろばんで行っている作業は10の計算より「5玉を使う順序が繰り上がりと繰り下がりで違う」せいで複雑ですね。。。
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小学1年生の足し算・引き算を教える
回答の形をつくる
これまで紹介してきた「ルールとして教える」はそろばんのルールや理屈の側面が強いです。
一方で「小学1年生の足し算・引き算」を覚えてしまう方法もあります。
こちらの考え方は
頭の中で計算した回答に合わせてそろばんを形づくる
といった感じでしょうか?
例題で比較してみる
例:4 + 3 = 7
先ほどの例題と同じ問題で考えてみましょう。
ステップ①
ステップ②
という感じです。
ステップだけでいえば「ルールで教える」よりも短縮できているように見えますよね。
どちらが良いのか
「ルールとして教える」
「小学1年生の足し算・引き算を教える」
結論はどっちが良いの?
個人的には「ルールとして教える」がおすすめです。
理由としては
「小学1年生の足し算・引き算を教える」 は
ステップ①そろばんを置く
ステップ②頭の中でいったん計算する
ステップ③回答をそろばんに置く
のため実は非常に複雑なんですよね。。。
計算の主体が 手元 → 頭 → 手元 ということです。
手元だけで完結する「ルールで覚える」のほうが
計算ミスが減る
スピードが速い
というメリットがあります。
これは実際わが家の
✅小学2年生からそろばんを始めた上の子
✅5歳から始めた下の子
で検証済みです。
上の子がすこしそろばんに苦戦しているのを見て下の子は5歳から始めたくらいです。
まとめ
間違いの多いポイント
10と5の繰り上がり・繰り下がりはそろばん初心者から上級者まで一番多い間違いのポイントです。
それくらい基本でありそろばんのキモといって良いテクニックだと思います。
繰り上がり・繰り下がりをしっかり身につけておくと格段にミスが減ります。
10の繰り上がり・繰り下がりに自信がない場合はこちらの記事も参考にしてください。
そろばんの知識がなくても大丈夫!親が子どもに教える【10の繰り上がり繰り下がり】と【九九】
【追記】
見取り算全般の間違いやすいポイントと改善策をまとめました。
【苦手克服】そろばん見取り算は難しい・・・を解決するコツは?計算ミスの原因を徹底分析
お子さんに合わせて教えましょう
個人的には「ルールで教える」を推奨しておりますが、お子さんそれぞれに合ったほうで教えてみてください。お子さんの理解度が高いほうで教えるのが良いでしょう。
ミスやスピードは練習でいくらでもカバーできます。
まだワンタッチそろばんを使っていない場合はワンタッチそろばんへの切り替えもおすすめです。
【初心者向け】ワンタッチそろばんはいつからがおすすめ?値段や選び方とおすすめの理由
お子さんのやる気を維持しながらじっくり進めていきましょう。
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【主体性を育む演出家】40代2児の父 | 子育て10年 | 管理職10年 | 管理職として培った「自ら考え行動する人材育成術」を子育てで実践→思い通りにならないイライラから開放→人生の充実感が増す | 管理職にも子育てにも実践できる育成テクニックを発信中 | 主体性ある人は輝いている。輝く人を育てることが私の最高の喜び
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