本ブログではそろばんについての記事を発信しておりますが、その中でも「見取り算」についてのアクセスを非常に多くいただいております。
実際わが子も幼少期からそろばんを習っておりますが、どの級でも一番苦戦してきたのが見取り算でした。。。
この記事では以下の課題を解決します。
見取り算の計算ミスが多い。。。
だけどどこでつまづいているのか分からない。。。
間違えやすいポイントがどこか分かればミスが減らせるかもしれないんだけど。。。
ちなみにわたしは、幼少期そろばんを約6年ほどやっており、そろばん準段(1級の2つ上)、暗算1級です。
▼この記事を書いた人
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本記事ではどの検定、どの級かにかかわらず「見取り算」についての課題を解決する記事です。
見取り算の級によってぜんぜんやり方違うんじゃないの?
それに、通ってるそろばん塾によって検定試験の問題が違うんじゃないの?
どの級でも基本となる計算は変わりません。
検定試験の種類に関係なく、見取り算の課題は共通しています。
さっそく結論からみていきましょう。
▼お子さんが通っているそろばん塾の加盟団体によって検定試験の内容が異なります。
そろばん3級の合格点は?検定を主催する団体によって違うって知ってました?
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見取り算でつまづくポイント5選
わが家の子どもたち2人のそろばんを細かく見ていて気づいた実体験です。
わたしがそろばんやってる頃にもこういう分析をしっかりできればもっとスムーズに昇級できたのになぁ(;´Д`)
第5位の「位の置き違い」については明確に
・上位級で起こりやすい
・全国珠算教育連盟 【全珠連】 の検定試験で起こりやすい
という特徴があります。
つまり
全国珠算教育連盟 【全珠連】の検定試験 かつ 3級以上
についてはランキングとして2位か3位くらいになると考えてください。
それではみていきましょう。
▼そろばんの最初の壁「6級の割り算のコツ」を分析しました。
10の位と5の位の繰り上がり・繰り下がりの複合計算
正直、ケアレスミスといわれるもののすべてはこれが原因だと思います。
そして1位になるべくしてなっています。
見取り算間違いの大半がこの原因からと考えて過言ではありません。
本記事についてもこの内容についてが大半です(笑)
ふたつ例題を見てみましょう。
例 657 + 341
例 365 + 276
違いがわかりますでしょうか?
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同じ桁でも難易度が大きく変わる
そろばんの細かい手順で考えたときに手順量と難易度が圧倒的に違います。
こんな感じです。
例 657 + 341
例 365 + 276
3桁なんて全部いっしょでしょ?みたいに考えてたお父さん・お母さん。
すぐお子さんに謝りましょう。
そろばんのなかで行う作業量はとても多くて複雑なのです。
ちなみに「5と10の繰り上がり・繰り下がりがいまいち・・・」という方は以下の記事をご覧ください。
こちらでは実際のそろばんの写真も踏まえて解説しています。
個人的には5の繰り上がり繰り下がりのほうがいまの子どもたちは弱い気がします。
そろばんの知識がなくても大丈夫!親が子どもに教える【10の繰り上がり繰り下がり】と【九九】
そろばんの5玉の使い方は意外と難しい。。。【5の繰り上がり繰り下がり】の教え方
5と10の繰り上がり算
5の繰り上がりも10の繰り上がりも両方必要な計算は限られています。
洗い出してみたので参考にしてください。
お子さんにパッと問題をだして解けなかった場合、そこが間違いのクセ・弱点です。
ゆっくり問題を出すと解けてしまいますからスピーディーに出題してみてください。
5+9 5+8 5+7 5+6
6+6 6+7 6+8
7+6 7+7
8+6
5と10の繰り下がり算
こちらも計算は限られています。
スピーディーに出題してください。
くれぐれも「スピーディー」が重要です。クセ・弱点が洗い出せません”(-“”-)”
11-6
12-6 12-7
13-6 13-7 13-8
14-6 14-7 14-8 14-9
該当しないのに間違えやすい計算
一部の計算、特に引き算で5と10の繰り下がりではないのに間違えるケースがあります。
12-4
13-4
15-6
なぜ間違いやすいかの理由は明確です。
そろばんの5玉の使い方は意外と難しい。。。【5の繰り上がり繰り下がり】の教え方でも書いていますが、
5の繰り上がり・繰り下がりを
「そろばんのルールで覚える」のではなく
「 小学1年生の足し算・引き算を覚える」ことで乗り越えてしまったためです。
そうすると、
引く数
置いてある数(玉)
「10」は”何の数と何の数で成り立っているのか”
あたりがこんがらがって誤った回答を引き起こします。
いずれにせよ、基礎やルールをしっかり復習することで改善できますので以下の記事を参考にしてみてください。
そろばんの知識がなくても大丈夫!親が子どもに教える【10の繰り上がり繰り下がり】と【九九】
そろばんの5玉の使い方は意外と難しい。。。【5の繰り上がり繰り下がり】の教え方
▼月額ではなく購入だから逆に安心。32,780円、35日でバイリンガルに。
数字の見間違え
「0」の位置に注意
ケースとしてありえるのは
86,057
を
80,657
というように間違えてしまうケースです。あるあるですね。
「集中力」の問題とも言えますが、間違えやすい傾向は見えています。
上記でみてもらったとおり、「0」の位置を間違えてしまうケースは
「0」に似た数字 = 丸みを帯びた数字
が周辺にある場合引き起こしやすいです。
丸みを帯びた数字は明確ですね。
6 8 9
このあたりの数字と「0」が周辺にある場合要注意です。
例題であげた
80,657
なんて超要注意ですね( ..)φメモメモ
頭の中で声に出す
もうひとつの改善策は頭の中で数字を声に出すことです。
80,657
「はちぜろろくごーなな」(頭の中で。。。)
こんなイメージです。
計算しながらこれができるようになると(スピードを落とさずに)正答率がグンと上がります!(^^)!
一度、お子さんと実際に声に出してやってみてください。
特に違和感ないようであれば頭の中で声に出す計算をおすすめします。
足し算と引き算を間違える
これも「集中力」の問題なんですよね。。。
でも集中力って一朝一夕で身につくものでもない”(-“”-)”
そもそも集中力が高いほど足し算と引き算を間違ってしまう気もします。
問題を分析
日本商工会議所(日本珠算連盟) 【日商】【日珠連】
公益社団法人 全国珠算教育連盟 【全珠連】
2つの団体の検定試験を個人的に分析しました。
結論は
だいたい6割は足し算
ということです。
引き算が出てくる問題番号まで決まっていれば
(3問目は必ず引き算 6問目は必ず引き算みたいに固定されていれば。。。)
さらに対策が打ちやすいんですが、分析した結果ある程度ランダムでした(;´Д`)
でも足し算と割り算の割合がつかめただけで充分!
ちなみにですが。。。
引き算が出てくる級は中級以上となります。
「まだ見取り算に引き算でてきてないよ」
っていう方は今後の参考程度に見といてください。
足し算だけ先にこなす
「集中力」の問題に片づけられなくもないですが、集中力が高いほど間違えてしまう気もするので。。。
わたしだったら足し算の問題だけ先に計算します!
そのほうが無駄なリスクを排除できるんですよね。
そろばん検定のルールにも
「1番から順番どおり回答しなくてはいけない」
ってことはないですから。
合格に一番近いルートを見つけ出すことが重要です。
計算を飛ばしてしまう
▼月額ではなく購入だから逆に安心。32,780円、35日でバイリンガルに。
途中の計算を飛ばしてしまう
見取り算は上から下に計算していくんですが、途中の計算を飛ばしてしまうケースが目立ちます。
これは通っているそろばん塾が加盟している団体の検定試験によって課題の性質が異なります。
日本商工会議所(日本珠算連盟) 【日商】【日珠連】
日本珠算連盟の見取り算検定試験は桁数がすべて同一です。
そのため計算を飛ばしてしまう場合は、頭の位が同じ数が並んだときです。
もう計算したよって思っちゃうんですよね。。。
全国珠算教育連盟 【全珠連】
こちらはもう少し複雑です。
上記同様、頭の位に同じ数が並んだときもそうですが、
位がデコボコで出題されるため、位の数が並んだだけで計算を飛ばしてしまうというケースが目立ちます。
最後の計算を飛ばしてしまう
これは特にそろばん習いたてのときによく起こります。
集中力の問題ですね。。。
そろばん習いたて = 幼少期
のため解決策も「根気強く最後の計算まで解く」ということを教えるしかありません。
気休め程度ですが事前に級ごとの計算数を伝えておくことはしておいたほうが良いでしょう。
「9級の見取り算は1問5回計算するんだよ」とか
「8級の見取り算は1問8回計算が出てくるからね」くらいでしょうか。
位の置き違い
冒頭でもご説明いたしましたがこちらは
全国珠算教育連盟 【全珠連】の検定試験
においてとても起こりやすいケースです。
細かく調べていくと 全国珠算教育連盟 【全珠連】 の見取り算ではすでに7級から位の違う問題が出題されます。
一方、 日本商工会議所(日本珠算連盟) 【日商】【日珠連】 では上位級まで一定の位の問題しか出題されません。
7級の問題でみてみましょう。
全国珠算教育連盟 【全珠連】
日本商工会議所(日本珠算連盟) 【日商】【日珠連】
つまり、 全国珠算教育連盟 【全珠連】の検定試験は位を間違えずに計算を進めていく必要があります。
こちらの対策については
の記事内に「問題とそろばんのポジションを見直す」部分で説明しております。
級に関係なく、見取り算で必要なテクニックになりますので是非ご覧ください。
まとめ
そろばんにおいて反復練習も重要ですが、今の時代、間違った部分をクローズアップして改善していくほうが効率的です。
この考え方はそろばんというカテゴリーだけではありません。
PDCAを繰り返すという考え方を身につけると、そろばん以外でも工夫ができるような大人に成長できます。
お子さんがそろばんを通じて大人になって役に立つ能力を身につけられることを期待しています。
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