【メリットとデメリットを洗い出した】家族信託と成年後見制度、それぞれの違いは?

family_trust_guardian_merit_demerit 資産凍結から親を守る

私の母は祖母が他界するまで10年以上にわたって介護をしていました。

介護には様々なお金がかかります。

介護施設への毎月の支払いはもちろんですが、転倒しないように自宅に手すりを設置したり、デイサービス(訪問介護)を利用したり。。。

母は祖母の貯蓄を切り崩して介護費用に充てていたようですが、「認知症と資産凍結」の関係性について調べていくうちに

すくらっち
すくらっち

もし祖母の貯蓄を介護費用に使えないなんてことがあったら相当大変だっただろうな。。。

と感じました。

わたしも40代半ばに差し掛かり、今度は自分が両親の介護を検討するタイミングが近づいてきております。

わたしは、将来の大切な財産を守り未来に備えるために「家族信託」「成年後見制度」について徹底的に調べ上げました。

この記事では、これらの制度の基本的な理解を深め、適切な選択をするための情報を提供します。

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運営者:すくらっち

【40代をスマートに】40代2児の父 | 金融サービスに従事。子育てしながら親の介護・資産管理もぼちぼち視野に入ってきたので熟考中。たくさんちしきをインプットして同じ年代、同じ悩みを抱えた皆さまにアウトプット中。

家族信託と成年後見制度の基本

家族信託と成年後見制度は、どちらも私たちの大切な財産を守り、未来に備えるための法的な仕組みです。

同じようなしくみに見えますが目的が違います。

家族信託

◆信託者が自分の財産を信頼できる人(受託者)に託し、特定の受益者のために管理・運用する私的な契約

◆信託者の意思に基づいて柔軟に設計され、相続や事業の承継計画において有効な手段

成年後見制度

◆判断能力が十分でない人の権利と利益を守る公的な制度。後見人が選任され、財産管理や日常生活の決定を支援し、裁判所の監督のもとで運用。

◆特に高齢者や障害を持つ人々の福祉を考慮したものであり、社会的な保護を提供

これら二つの制度は、私たちの人生における不確実性に対応し、安心して生活を送るための大きな支えとなります。

どちらを選択するかは、個々の状況やニーズに応じて異なりますが、それぞれの制度が提供する安全性と自由度を理解することが重要です。

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家族信託のメカニズムと特徴

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家族信託は、個人が自らの財産を管理し、将来にわたって家族の福祉を確保するための有効な手段です。

この制度では、信託者は自分の財産を信頼できる第三者である受託者に託します。

自分の財産を信頼できる第三者=家族、親族

このようなケースが多いです。

実際には信託者(認知症の疑いのある親)からの発案というより、受託者(認知症の疑いがある親を持つ子供)が必要性を感じて、信託者の同意を得て手続きを進めていくというイメージです。

受託者の選定には慎重な判断が求められ、信託者と受託者との信頼関係が制度の成功に不可欠です。

ここで受託者の役割をまとめてみました。

受託者の役割

◆信託契約に基づいて財産を管理する

◆指定された受益者に利益をもたらす責任を負う

◆信託財産と固有財産(自らの財産)、その他の信託財産を分けて管理する

信託契約の内容は信託者の意向に応じて柔軟に設計されます。

例えば、教育資金の提供、障害を持つ家族のための生活支援、株式投資のような積極的な財産管理など、様々な目的に合わせてカスタマイズすることが可能です。

信託契約は、公正証書または私的文書で作成され、信託の設定、運用、解除の条件を明確に定めます。

そのため、家族信託を設定には法律の専門知識が必要であり、専門家のアドバイスを受け、信託契約の内容を慎重に検討することが重要です。

また、家族信託の大きな特徴のひとつとして信託者が生前に財産の管理方法を決定できる点があります。

これにより、信託者は自分の意志を未来に伝え、家族間の紛争を防ぐことができます。

すくらっち
すくらっち

子供が複数いる場合、親の財産で揉めるってよく聞くケースですよね。。。

うちも兄がいるので将来どうなるか。。。

このように、家族信託は、個々の家庭のニーズに合わせた財産管理のソリューションを提供するための強力なツールとなり得ます。

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成年後見制度の役割と運用

成年後見制度は、判断能力が十分でない成人の権利と利益を守るための公的な支援体制です。

すくらっち
すくらっち

家族信託が自由度の高い選択肢を提供する一方で、成年後見制度は安全性と保護の面で強みを持っています。

この制度により、後見人、保佐人、または補助人が選任され、本人の財産管理や日常生活の決定に関する支援を行います。

後見人は、本人の意思を尊重しつつ最善の利益を追求する責任を負います。

ここで後見人の役割をまとめてみましょう。

後見人の役割

◆定期的に裁判所に報告を行い本人の財産状況や生活環境に関する情報を提供する必要がある

◆本人の日常生活における細かなニーズに対応し社会参加や自立を支援する役割がある

◆本人の意思決定を支援することで自己決定権を尊重する役割がある

また、成年後見制度は公的な支援体制のため、家庭裁判所が後見人の選任から解任までを監督し、本人の権利が適切に保護されていることを確認します。

この透明性は、本人の利益が最優先されることを保証するために重要です。

成年後見制度のデメリットを挙げるとすると、手続きが複雑で時間がかかることです。

また、公的な介入が大きいため、プライバシーに関する懸念も指摘されています。

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両制度の比較:メリットとデメリット

家族信託と成年後見制度は、それぞれ異なるニーズに応えるための制度です。

以下に、それぞれの制度について解説します。

【家族信託】

まずは家族信託から確認していきましょう。

<基本概念>

家族信託は、信託者が信頼できる受託者に財産を託し、受益者のために管理・運用する私的な契約です。信託者の意向が反映され、相続時のトラブルを防ぐことが可能です。

<特徴>

柔軟性: 信託契約は信託者の意向に応じて柔軟に設計されます。

コストが安い: 成年後見制度と比較すると初期費用、ランニングコストともにリーズナブルです。

プライバシー保護: 財産の管理・運用に関する情報が公開されることなく、プライバシーが守られます。

<メリットとデメリット>

家族信託のメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
信託者の意志が明確に反映される認知症で完全に意思能力を失った後は利用できない
子どもなど信頼できる家族が財産管理身上監護をするには成年後見制度を利用する必要がある
家族信託の契約書に従って柔軟に財産管理ができる財産の管理を誰もやりたがらない場合がある
成年後見制度と比較してコストが安い親族間の不公平感を生む恐れがある
公的な介入が少ない祖父母や両親に契約の同意を取りにくい
株式投資や不動産活用、財産の組み替えなど、積極的な財産管理ができる
設定に専門的な知識が必要
直接的ではないものの間接的に節税効果が期待できる
遺言書よりも優先される
本人が元気なうちから財産管理を託せる

引用:家族信託のおやとこ

家族信託の「おやとこ」なら、家族信託専門の司法書士がサポートしてくれます。2016年から家族信託サポートを続けており、契約数NO.1、サービス満足度96%で安心です。

また、デメリットに挙がっている

✅親族間の不公平感を生む恐れがある

✅祖父母や両親に契約の同意を取りにくい

についても両親や親族への説明に同席してくれるため安心安全に進めることができます。

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【成年後見制度】

続いて成年後見制度を見ていきます。

<基本概念>

成年後見制度は、判断能力が不十分な人のために、法定代理人が財産管理や日常生活の支援を行う法的な保護制度です。

<特徴>

法的保護: 家庭裁判所の監督のもとで運用され、安全性が高いです。

支援体制: 後見人が本人の福祉を最優先に考え、財産管理や日常生活の支援を行います。

<メリットとデメリット>

成年後見制度のメリットとデメリットをまとめました。

メリットデメリット
家庭裁判所の監督下で財産管理するため安全性が高い公的な介入が大きいためプライバシーに関する懸念がある
認知症になった後でも可能(法定後見制度)居住用不動産などの資産は売却しづらくなる
後見人が本人に代わって契約手続きができる手続きのために集める書類も多く手間も時間もかかる
財産を親族の思うように使えるわけではない
親族が成年後見人になった場合、使い込みなどで親族間でトラブルになるケースがある
家族信託と比較してコストが高い

両制度は、それぞれ異なる目的と機能を持っており、個々の状況やニーズに応じて選択することが重要です。専門家と相談しながら、自身や家族にとって最適な制度を選ぶことをお勧めします。

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まとめ:どちらの制度が適切かの判断基準

家族信託と成年後見制度を選択する際の判断基準は、個人の状況や目的に深く根ざしています。

家族信託は、自分の意志を明確に反映させ相続対策を行いたい方に適しています。

特に、財産の管理を信頼できる人に任せたい場合や、プライバシーを重視する方には有効です。

一方、成年後見制度は、判断能力が不十分な方の権利を守り、法的保護を求める場合に最適です。

すくらっち
すくらっち

これから親の介護や財産管理を控えている私の立場からみると

成年後見制度は「親のため」

家族信託は「親も含めた家族のため」というまとめ方がスッキリしました。

最終的には、自身の財産と家族の未来に対する願いを考慮し、専門家の意見を参考にしながら、最も適した制度を選ぶことが肝心です。

家族信託が自由度の高い選択肢を提供する一方で、成年後見制度は安全性と保護の面で強みを持っています。

個々のニーズに合わせた適切な選択が、安心できる未来への第一歩となります。

この記事が、それぞれの制度の理解を深め、適切な選択をするための参考になれば幸いです。

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