そろばん3級では掛け算、割り算に小数点が出てきます。
ここで大半の子どもたちがつまずきます。
特に小学校でまだ小数点を習っていないとキツイですよね。
この記事では以下の課題を解決します。
小数点をどこにつけるのかが良く分からない。。。
小学生で小数点勉強してないと無理なんじゃないの?
ネット検索をしても「両落とし」とか「片落とし」とか専門的な用語ばかりで良く分かりません。
わたしは、わが子に説明するため小数点の置き方をルールにしました。
これであれば小学校でまだ小数を勉強していなくても問題ありません。
そもそも、そろばん3級の小数計算は複雑すぎて小学校で勉強していてもあまり役に立ちません。
まとめるとこんな感じになります。
①かけられる数を位どおりにそろばんに置く
②1の位に指を置いて右に1つずらす
③かける数の整数のケタ分、さらに右にずらす
④上記①で置いたかけられる数の右の真横から計算をスタートする
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⑤かける数が0.▲▲・・(例:0.845)のときは、①→②→④の手順 ※③不要
⑥かける数が0.0▲▲・・(例:0.0845)のときは、①→④の手順 ※②、③不要
それではひとつずつ見ていきましょう。
※本記事は全国珠算教育連盟(全珠連)のそろばん3級掛け算についてのコツとなります。
ですが、そろばんにおける小数点の置き方全般に共通しますのでどなたもご参考ください。
そろばん3級の見取り算、割り算、応用計算についても紹介しております。
点数に伸び悩んでいるお子さんのために是非チェックしてみてください。
【小数点の指の動かし方・計算のやり方はルールで覚える】そろばん3級割り算のコツ
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① かけられる数を位どおりにそろばんに置く
かけられる数 かける数
じっくりいきます。かけられる数、かける数が分かる方は飛ばしてください。
例題です。
626.8 ✖ 0.845 この場合、
かけられる数 ✖ かける数 になります。
黒い点が小数点の位置(1の位)
「かけられる数を位どおりにそろばんに置く」とは、以下の写真のように「黒い点」を1の位として626.8を置くことです。
やや左におくとベター
1点コツとしては、そろばん全体のやや左側に置くと良いでしょう。
このあと右側に向かって計算を進めていくため、計算している部分がちょうど正面にくるためです。
②1の位に指を置いて右に1つずらす
小数点(1の位)をずらす
ここから小数点の位置をずらしていきます。
3級掛け算ではまず右に1つずらします。
理由は分かりません。こういうものだと覚えてください。
ただしこの作業は「かける数」の条件を満たした場合に限ります。
↓
右にひとつずらす条件
条件とはこちらです。
1.かける数が「整数+小数点」のとき 例 23.56 1.378
2.かける数が「0.▲▲」のとき 例 0.23 0.137
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③かける数の整数のケタ分、さらに右にずらす
例題をみながらやってみましょう。
例題:626.8 ✖ 345.67
この場合、かける数は345.67で整数は3ケタです。
つまり②で置いた人差し指をさらに右に3つずらします。以下の写真で変化をみてみましょう。
↓
これで小数点の位置(1の位)が確定します。
④上記①で置いたかけられる数の右の真横から計算をスタートする
【超重要】計算の順番
ここから計算のスタートですが、重要なのは計算の順番です。
例題: 62.8 ✖ 3.4 の場合です。
1. 8 ✖ 3
2. 8 ✖ 4
3. 2 ✖ 3
4. 2 ✖ 4
5. 6 ✖ 3
6. 6 ✖ 4
手作り感満載ですいません。。。が、この順番を間違えると、答えが全く変わってしまいます。
覚えるコツとしては、
「かけられる数の一番小さい数字からかける数の大きい順番に計算していく」ということです。
かけられる数の右真横から置く
そして、最初の計算
8×3 = 24
を必ずかけられる数の真横に置いてスタートしてください。
こんな感じです。
62.8の真横に24を置いています。
ちなみにこの計算では「2」の部分が小数点の位置(1の位)です。
かけられる数をどかしていく
ここから細かいですが写真で計算の順番を一気に進めていきます。
①8×3 8×4を実施
②かけられる数の8をどかす
③2×3 2×4を実施
④かけられる数の2をどかす
⑤6✖3 6✖4を実施
⑥かけられる数の6をどかして完了
小数点の位置(1の位)は最初の計算8×3=24の「2」を置いた位置のままです。
よって答えは213.52となります。
かけられる数をどんどんどかしていくことがコツです。
⑤かける数が0.▲▲・・(例:0.845)のとき
この場合
「 ③かける数の整数のケタ分、さらに右にずらす 」
を実施しません。
①→②→④ の流れで計算を始めてください。
このとき、0.845の「0.」は計算不要です。無視してください。
かける数は8から計算をスタートしてください。これまで同様かけられる数の真横から置いていきます。
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⑥かける数が0.0▲▲・・(例:0.0845)のとき
この場合
「②1の位に指を置いて右に1つずらす 」
「 ③かける数の整数のケタ分、さらに右にずらす 」
を実施しません。
①→④の流れで計算を進めてください。
⑤と同じ考え方で、0.0845の「0.0」は計算不要です。無視してください。
こちらもかける数は8から計算をスタートしてください。これまで同様かけられる数の真横から置いていきます。
0.00▲▲とかはどうするの?
心配無用です。3級では、「0.0▲▲」までです。
小数点のルールと計算の順番 両方が必要
今回ご紹介したコツは小数点のルール、計算の順番両方がそなわってできるテクニックです。
どちらか片方だけでは成立しませんので注意してください。
実はそろばんの計算の順番は4級までカチっと決まっていません。
子どもによっては、
「かけられる数の一番小さい数字からかける数の大きい順番に計算していく」
「かける数の小さい順からかけられる数の大きい順番に計算していく」
「かけられる数の大きい順からかける数の大きい順番に計算していく」
など、かなりバラバラです。もう良く分かりません。。。
ですが、これから2級、1級と昇級していくと必ず小数点の問題が出てきますので、
今回のタイミングで計算の順番を固定しておくことをお勧めします。
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【主体性を育む演出家】40代2児の父 | 子育て10年 | 管理職10年 | 管理職として培った「自ら考え行動する人材育成術」を子育てで実践→思い通りにならないイライラから開放→人生の充実感が増す | 管理職にも子育てにも実践できる育成テクニックを発信中 | 主体性ある人は輝いている。輝く人を育てることが私の最高の喜び
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