伝票算より応用計算でそろばん3級合格【応用計算合格のコツ】

abacus_child そろばん 子育て 習い事

本記事ではそろばん3級における応用計算の合格のコツについて紹介します。

まずはそろばん3級合格のためのルールについておさらいしましょう。

※本記事は全国珠算教育連盟(全珠連)のそろばん3級について内容です。

引用:全国珠算教育連盟HPより
引用:全国珠算教育連盟HPより

つまり、3級合格のためのルールは

・掛け算 割り算 見取り算はマスト

・伝票算 暗算 応用計算のうち2種目で100点以上必要

です。

伝票算 暗算 応用計算のうち2種目のチョイスですが、個人的にはまず暗算を必ず選択します。

理由は「暗算検定3級の見取り暗算」とほぼ同難易度の内容だからです。

そろばん3級にチャレンジしている時点では非常にイージーに感じる内容でしょう。

もうひとつを伝票算か応用計算から選択するわけですが、圧倒的に応用計算を推します。

理由は大きく2点です。

・出題傾向が明確なため対策を立てやすい

・回答に必要な計算が簡単

本記事では【応用計算合格テクニック】として主に「 出題傾向が明確なため対策を立てやすい 」部分をクローズアップしていきます。

※そろばん3級の掛け算・割り算・見取り算もバツグンに難しいので、是非以下の記事を参考にしてください。

【超即効性あり】そろばん3級見取り算のコツと練習のやり方

【小数点の置き方はルールで覚える】そろばん3級掛け算のコツ

【小数点の置き方はルールで覚える】そろばん3級割り算のコツ

応用計算合格テクニック

子どものそろばん練習に何度もいっしょに取り組んだ結論です。

簡単な問題から実施する

・文章の内容から掛け算するか割り算するかを考える

・単位・カンマをつけ忘れない

ひとつずつみていきましょう。

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簡単な問題から実施する

出題傾向を分析する

そろばん3級の出題傾向は非常にシンプルです。

文章が多いためかなりランダムな内容で出題されている印象を持ちますが一定のルールで出題されています。

こんなイメージです。

応用計算の出題ルールまとめ

(1)は(  )の計算を始めにやる計算問題

(2)は逆算して問題内の□を埋める計算問題

(3)はシンプルだが計算量多めの計算問題

(4)は時間の算出問題

(5)~(8)は「値段」「個数」「代金」のいずれかを求める計算問題

(9)~(14)は文章問題

(15)は面積を求める計算

必ずこの出題ルールになっています。

簡単な問題順にしてみる

個人差はありますが、わが子の簡単な問題順は以下のようになりました。

あくまでわが子の順番なので各ご家庭で何回か練習してみて、その子にあった順番を設定してみてください。

簡単な問題順

(1)は(  )の計算を始めにやる計算問題 ・・・

(4)は時間の算出問題  ・・・

(5)~(8)は「値段」「個数」「代金」のいずれかを求める計算問題  ・・・

(15)は面積を求める掛け算  ・・・

(9)~(14)は文章問題

(3)はシンプルだが計算量多めの計算問題

(2)は逆算して問題内の□を埋める計算問題

そのなかで「」マークは大抵の子どもが「簡単だ」と思うものにしるしをつけました。

」マーク の問題の数で7問あります。

これが全問正解で70点です。あと30点を残りの8問から作り出す作業となります。

「易」マーク問題の解説

(1) (  )の計算を始めにやる計算問題

例題:780✖(350+160)

(1)で問われるテクニックは( )中の計算を始めにやる!というだけです。

例題では計算の順番は以下の通りです。

①350+160=510

②780✖510=397,800

①の( )の中の問題が足し算だったり、引き算だったりするので見間違いがないように注意します。

(4) 時間の算出問題

例題:14時間7分ー8時間34分

(4)で問われるテクニックは1時間を60分で計算できるかどうかです。

例題では7ー34ができないため、14時間から1時間借りてきます。

①13時間ー8時間=5時間

②67分ー34分=33分 答え13時間33分

この問題でも足し算と引き算がランダムに出題されるので見間違いに気をつけましょう。

(5)~(8)「値段」「個数」「代金」のいずれかを求める計算問題

例題 

コツは 左 中 右 に分けて

「左」と「中」にある答えを求める場合・・・割り算

「右」にある答えを求める場合・・・掛け算

と覚えると間違えません。

こんなイメージです。

(5)508,500 ÷ 75 = 6,780

(6)72,080 ÷ 1,360 = 53

(7)7,020 × 45 = 315,900

(8)59,719 ÷ 89 = 671

(15)は面積を求める掛け算

かならず長方形の面積を求める計算が出てきます。

問題に出てくるたての長さと横の長さの掛け算です。

私の確認ではこれ以外の問題が出題されることはありません。

注意したい点は、小数点の計算となることです。

【小数点の置き方はルールで覚える】そろばん3級掛け算のコツで紹介しているとおり、小数点の置く位置を間違えないように計算しましょう。

また、出てきた答えに「㎡」の単位を忘れずにつけてください。

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文章の内容から掛け算するか割り算するかを考える

(9)~(14)は文章問題

厳密には(15)まで文章問題ですが(15)は 「」マーク の問題として紹介したので割愛します。

」マーク の問題で70点獲得できていたら、こちらの6問中3問、つまり半分正解で合格です。

計算自体はとてもイージーなため、どの四則演算を利用するかを見つけられればスムーズに回答できます。

掛け算と割り算とその他の出題頻度

私の個人調べではこんなイメージです。

割り算 5割

掛け算 4割

掛け算と引き算 1割

です。

つまり6問中3問正解で合格ですから、問題文をよく理解できてなくても全部割り算をするとグッと合格に近づくという計算になります。

文章から必要な計算を見極める

文章問題に傾向があるため、どんなことが書いてあるかで掛け算か割り算か判断できます。

「何(個、束、箱)できますか」

割り算です。割り切れないこともあるので注意しましょう。

「何(箱、ケース、台)必要ですか」

割り算です。割り切れないこともあります。「必要」のワードがあった場合で、割り切れなかったら計算して出た答えに+1してください。

「1(人、個)いくらでしたか」

割り算です。割り切れます。

「1(個、本、ケース)だと▲です。●●●(個、本、ケース)だと何 (個、本、ケース)ですか 」

掛け算です。文の初めに「1」が来たら掛け算を使うと覚えましょう。

「おつりはいくらですか?残ったお金はいくらですか?」

掛け算をやったあと引き算をします。

ここまでに紹介した傾向でほぼ出題されるのでしっかり覚えましょう。

応用計算は小学生の算数文章問題でも役に立つと思います。

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単位・カンマをつけ忘れない

計算が合っていても単位・カンマのつけ忘れは✖になります。計算が終わったら必ずチェックするクセをつけましょう。

全部計算が終わってから単位・カンマのつけ忘れチェックをするお子さんもいますが絶対にやめましょう。

計算が長引いて、単位・カンマのつけ忘れチェックをする時間がないことも想定されます。

1問完了ごとに確認を実施してください。

なお、「単位」については(9)~(15)のみ必要です。頭に入れておきましょう。

まとめ

以上、そろばん3級応用計算のコツについて紹介しました。

そろばんを使う場面が少ないため、選択項目として敬遠されがちですが、

コツさえつかめば、

・反復練習があまり必要ない

・小学校の算数でも役に立つ

というメリットがありますので是非応用計算をチョイスしてみてください。

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